インドのSEZにおけるユニット設立

インドは、国の輸出を促進するために輸出加工区（EPZ）モデルの設置を検討してきたアジア諸国の中でも、最も優れた国のひとつです。より多くの外国投資を誘致し、国際競争力のある、手間のかからない輸出促進のための環境を提供するために、経済特区（SEZ）が導入されました。2000年、SEZ政策の開始とともに、インドは成功への道を歩み始めました。

当初、SEZ政策は、2000年の対貿易政策に含まれていました。この政策は、行政命令に加えて、さまざまな法律の断片的かつ場当たり的な改正によって実施されました。これらの欠点を克服し、最小限の規制で長期的な安定した政策の枠組みを提供するために、2005年に経済特区法が導入されました。この法律は、SEZ開発と、経済特区で活動するユニットに関するすべての重要な法律と規制の側面をカバーする、幅広い法的枠組みを提供しています。

SEZは特定の免税飛び地であり、貿易業務や関税の目的上、外国領土とみなされるものとします。言い換えれば、SEZは、国の経済法とは異なる経済法を持つ地理的地域です。SEZは、中国、インド、ヨルダン、ポーランド、カザフスタン、フィリピン、ロシアなどいくつかの国で設立されています。

SEZの主な目的

· さらなる経済活動の創出

· 商品やサービスの輸出促進

· 国内外からの投資の促進

· 雇用機会の創出

· インフラ施設の開発

· テクノロジーとグローバル市場への参入

SEZにビジネスユニットを設立するメリットとインセンティブ

· 税制上の優遇措置（タックス・ホリデー、所得税免除など）

· 自由な労働規制

· 国内市場からの資本資産、消耗品、原材料の調達にかかる物品税・関税の免除

· 承認取得のための合理化された手続き（オンライン/シングルウィンドウ）

· 外国直接投資における自由なアプローチ

· 資本収支の転換率の向上

· 緩和された輸出規制

· 利益の完全な本国送還

· 環境関連法の非適用

SEZでのユニット の設置

特定のSEZに企業を設立する場合、その経済特区の開発委員会（DC）の事務所に申請する必要があります。申請には、SEZ規則で規定されたForm-Fを記入する必要があります。申請者は、このフォームをSEZオンラインシステムからNUA（New Unit Application）モジュールを使用して、オンラインで提出する必要があります。

NUAの手順は以下のとおりです 1.ユーザーIDの作成：これは、SEZにおけるユニット設立の初期段階です。SEZに新しいユニットを設置する場合、登録のためにユーザーはSEZオンラインシステムにログインし、新しいユーザーIDを作成する必要があります。

2. NUA申請：登録後、ユーザーは「新規ユーザー申請書」に必要事項を記入する必要があります。これには、会社の一般的な詳細、役員の詳細、会社が取り扱う品目/製品、投資、出資、外資、申請者、マーケティング提携などその他の詳細情報が含まれます。

3.フォームFとその他の書類の提出：この手続きでは、「書類の追加」欄に記載されているように、以下の書類をフォームFと一緒にアップロードする必要があります。これらの書類は、DCのオフィスに物理的に提出する必要があります。

·「給与・経理担当者、<支払い場所>」宛の5000インドルピーの送金小切手

·「給与・経理担当者、<支払い場所>」宛の5000インドルピーの送金小切手

· 会社概要、役員紹介、プロジェクト報告書のコピー

· 取締役会決議の写し

· 輸入資本財・自国資本財のリスト

· ROCに提出したフォーム18およびフォーム32

· 取締役の居住証明および身元証明書のコピー

· 過去3年分の所得税申告書

· 監査済み財務書類のコピー

· 会社のIECのコピー

· 会社のPANのコピー

· インキュベーション施設用タームシートのコピー

· 本施設のタームシートのコピー

· マーケティング/買い戻し計画に関する書簡

· 取締役のリストとその詳細

· ウェブサイトと電子メールアドレスを記載したレター

· 公害防止に関する誓約書

· 宣誓供述書

これらの書類とともに、NUAの詳細が記載されたフォーム–Fを提出する必要があります。

4.不備の是正： DCは提出された書類に満足しない場合、追加書類の提出を要求することができます。DCが書類を返送し、DCから要求があった場合、申請者は規定の期間内に書類を提出しなければなりません。

5.申請書の承認：DCは、提出されたすべての書類と申請者のその他の要件を確認した後、NUAの申請を承認する権限があります。承認後、申請者の登録したメールアドレス宛に補足事項を記載した電子メールが送信されます。

6.登録料の支払い： DCの承認後、登録料の支払いに必要なリンクが表示され、支払いに必要ないくつかの情報が入力されます。登録料の支払い後、NSDL Database Management Ltd.（NDML）の担当者が支払いの受領を確認し、SEZオンラインシステムでの有効な支払い項目が確認された時点で支払いが承認されます。支払いが承認されると、申請者は管理者とオペレーションユーザーのIDを作成することができます。

7.承認のためのDCのオフィスへのリース証書の詳細の提出：承認通知の受理後、事業者は、事業を開始するSEZの開発者とリース契約を締結することが期待されます。契約締結後、リース証書の詳細をSEZオンラインシステムに入力し、DCのオフィスにオンラインで提出する必要があります。また、リース証書のコピーを物理的な形でDCのオフィスに提出しなければなりません。

8.生産開始日の通知：ユニットが生産を開始したらすぐに、生産開始日をDCのオフィスに通知しなければなりません。ユニットは、SEZシステムを通じて、法人設立日をオンラインで通知するものとします。さらに、DCは、物理的な形でサポート文書を提出するよう求めることが出来ます。

事実について： 2018年3月現在、223のSEZが稼働しており、419の膨大なSEZが承認されています。

どのSEZがあなたのビジネスに最適かを決めるのは、困難でストレスのたまるプロセスかもしれません。Itseki Mercurius Indiaは、お客様のビジネス要件に応じて、インドにSEZユニットを設置する際のサポートをします。